第1回公演

「ガレージのダンデライオン」

 

 

2011年4月15日(金)~2011年4月19日(火)

 

新宿サンモールスタジオにて

 

【出演者】

川口清人、石塚あつこ、秦国雄、内藤千紗、畠山雄輔、キタノソラ、坂井紀里子、辻博己、関彰文、関口あきのり、麻宮竜太、津枝新平、山県さとみ

 あらすじ

 

「わたしのおねえちゃん」 1年1組 日向まゆ子

 

わたしは二人のおねえちゃんと三人でくらしています。

お父さんとお母さんはわたしが生まれてすぐ死にました。

莉子ねえちゃんは、としがはなれていて、わたしたちの親がわりとして、毎日はたらいてごはんを作ってくれます。

しゅくだいをしないとおこられるけど、やさしいときのほうがおおいです。

綿子ねえちゃんは、1さいとし上でいっつもわたしのそばにいてくれます。

「まゆちゃん、まゆちゃん」と言って、いっつもあたまをなでてくれます。

綿子ねえちゃんは、生まれつきのうにしょうがいがあって、大人に

なっても今のままなんだって、莉子ねえちゃんが言ってました。

でも、わたしは今のままの綿子ねえちゃんが大すきです。ずっと、

ずっと、大すきです。これからも三人でなかよくくらしていきたいです。

 

 

 

 

【作品解説 】

 

新宿サンモールスタジオで行われた記念すべき東京カンカンブラザーズ第一回公演。

 

「たんぽぽ」のように力強く生きたいと思いながらも心臓に重い病を抱える三女・日向繭子と、

知的障害を持つ次女・綿子、母親のように家族を支える長女・莉子の三姉妹の心温まるストーリー。

 

病気や借金、人の抱える悩みや憎しみといった重めなテーマが盛り込まれた物語だが、

三姉妹の明るい人柄や個性豊かな登場人物が、笑い、泣き、ユーモアスに展開するテンポある会話は、今後の東京カンカンブラザーズの基盤となるヒューマンコメディ作品になった。

 

また、3.11の地震の影響で、当初予定していた稽古場が使用できないうえに出演者の変更もあり、この状況の中で本当に公演をして良いのかと葛藤しながらも、数人のお客様からの「楽しみにしています。頑張ってください。」という言葉で、上演を決断したという波乱の幕開けとなった。

 

なお、題名の「ガレージのダンデライオン」は、松任谷由美の「ダンデライオン」にちなんで、

劇中でたんぽぽの花を使用したり、チラシデザインのモチーフにも使われていた。

 

これ以降、石塚あつこ、内藤千紗、畠山U輔が劇団員となる。

【今だから言える話】

 

意気揚々と旗揚げするはずだった川口清人、しかし、まさかの地震で稽古場が使えず、実質の稽古期間は3週間弱。キタノソラに至っては、2週間前に出演が決定し、それに伴い石塚あつこの役も変更、台本も書き直しというバタバタの幕開けになった。

色々ありすぎたため、初日のカーテンコールでは感極まって涙を流し、出演者全員で泣くという前代未聞のカーテンコールとなった。

 

川口曰く「あれは演出やったんや。」だそうだ。

 

内藤は、稽古中お札をばら撒くシーンで、うまくいかず、突然泣き出した。

これ以降、毎公演「内藤は意味のわからないところで、いきなり泣く」のが数々目撃される。

 

今回が初舞台だった辻に至っては、感動シーンで絶対に泣いてはいけない役なのに、誰よりも泣いており、「もう後ろを向いててくれ」という、まさかの演出をされていた。

 

 

 

 

 

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東京カンカンブラザーズ

次回本公演は2017年10月11日(水)~15日(日)

中野ザ・ポケットにて!

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